業務用のため旧XPのデスクトップPC環境をクローンする。

先日、某法人様よりPCの電源が入らないというPCトラブルの電話がありました。PCは富士通のデスクトップでXPの時代のものらしいのですが、先日までは調子よく動いていたとのことでした。

だいたい壊れる前までは調子よく動いているものなのですが、スタッフがかけつけたところ電源を入れると普通に起動してしまったということで、そのときは何もぜずに帰ったのですが、後日やはり電源がたまに入らなくなるということで再度お電話いただきました。XPのPCであれば10年近く使っているのではないかと思われますが、年老いたPCではマザーボードのコンデンサが膨れだしたりしてこんな現象が発生します。徐々にBIOS画面もでなくなり、最終的には起動しなくなるというパターンをたくさん経験してきましたが、会社の業務で利用しているPCで、今後もそのままご利用したいということでしたので次のようなご提案をさせていただきました。

 

現在利用中のPCと同一モデルであれば、HDDの交換ですぐに復旧できるので、古い機種ですが、探してお持ちしましょう。

 

二週間ほどお時間をいただき、ほぼ同一モデルが見つかったので取り寄せしてお伺いしましたが、HDDが現PCはIDEで新PCはSATAというコネクタの違いがあることが現場でわかりました。

少し悩みましたが、それであればATAのHDDからSATAのHDDへ丸ごとクローンコピーしたところ、上手く起動したということで、なんとか無事に事なきを得ました。

古いPCの基板を見るとやはりコンデンサが膨れて液漏れしている箇所がありました。このコンデンサを交換すれば、まだこのPCも業務で働けそうでございますが、それままた今度ということで、こちらの案件はこれにて一件落着でした。

 

ソフトウエアの移行が難しいので、あくまでもXPの現在の環境を今後もしばらくは維持したいと思っている事業所様は以外に多いと思おいます。

今回のように、同機種を保守用に数台もっておくと安心です。 古い機種だとなかなか出てこないかもしれませんが、見つかった場合には価格はそれほど高くないので数台ストックを確保するのも良いと思います。いつの間にかニーズが増え、旧PCの需要が増えると価格が高騰するかもしれませんね。

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